心に響く最高のサイドストーリー
以前書いた「心に焼きつく、最高のサイドストーリー
」を覚えて下さっている方はいるでしょうか。
この記事と直接は関係ないのですが、笑顔が最高に似合う男が再び世界に感動を送ることとなりました。
その舞台はスペイン1部リーグ、リーガエスパニョーラ。
この大舞台で快進撃を続ける強豪バルセロナの人気者ロナウジーニョが、再び心に響くサイドストーリーで世界から絶賛の嵐をあびています。
そしてこの日は、おそらくリーガの試合の中で世界中から最も注目を浴びるクラシコの日でもありました。
ロナウジーニョは試合の前、ある少女と交わした小さな約束を交わしました。
今月の1日、バルセロナで行われたレアル・マドリードとのクラシコ(伝統の一戦)。
先制ゴールを決めたのは少女との約束を交わしたロナウジーニョ。
そのロナウジーニョはゴール後、観客席の少女に両手をかざして手を振るポーズでゴールの喜びを伝えた。
というのもこの少女は耳の不自由な少女でした。
だからこそ手を振ることでこの少女に喜びを伝えたのです。
少女は8歳のバネッサ・イスラムちゃん。
クラシコを前に地元テレビ局の特別番組でロナウジーニョにあこがれるイスラムちゃんと会い「ゴールを決めたら耳の不自由な人たちにも分かる手話で喜びのポーズをやってほしい」とせがまれました。
9万8000人の観衆が詰め掛けた試合は1-1で引き分けたが、前半22分にPKを右隅に決めたロナウジーニョは少女との大事な約束を忘れませんでした。
ロナウジーニョ本人も「世界中の体の不自由な子どもたちと一緒に喜びを分かち合えた」と、今季通算15点目となった思い出のゴールを振り返っていました。
2日付の地元紙は、華麗なロナウジーニョのプレー以上に、その誠実さと優しさを絶賛する話を取り上げたようですね。
全てのスポーツ選手のお手本となるような彼の態度は世界中から絶賛されています。
その実力で動画や、映像にすら価値をうむロナウジーニョのこういった面での活躍も期待したいです。
日本ではクラシコの結果と、今後のリーガの優勝の行方などが中心に伝えられていますが、その影に隠れたこういうサイドストーリーなんかもここに書いていけたらいいなと思っています。