ロナウジーニョ不要論を考える
まぁ大きな問題ではないが.
2年前バルサの主役といえばロナウジーニョであった.
世界で最も観衆を沸かせ,世界で一番結果を残している男であった.
それどころか「全てのタイトルはロナウジーニョの元に集まる」とさえ言われていた.
ワールドカップから,チャンピオンズリーグ,バロンドールまで彼はタイトルをとりつくした.
しかし昨年から不調がささやかれ,それと同時にバルサの黄金時代も終焉を迎えた.
いまや「全てのタイトルはカカーの元に集まる」と言っても過言ではなく,バルサの主役は若干20歳の天才メッシに奪われた形となった.
それでは本題の不要論に入るが,私の結論はNOだ.
データから見れば
2004-2005 9得点
2005-2006 17得点
2006-2007 21得点
とその数字は明らかだ.
フリーキックやPKによる得点が増えたという人もいるだろう.
もちろん今のプレースタイルは2年前のようなスペクタクルなプレーで何人も抜き去り,決定的なゴールを入れるというものではなくなってきている.
これが不要論噴出の一番の理由だろう.
それでも結果から見ればロナウジーニョ自体は結果を十分に残している.
プレースタイルは異なるにしても,1人で違いを作り出しているプレーヤーであることは間違いない.
メッシの成長,アンリの加入,ドスサントスやボージャンが頭角をあらわしたことも大きく関係するだろう.
それでも守備をしないのは以前から変わらないことだし,アンリやドスサントス,ボージャンより結果を残していることは確かだろう.
ファンがスペクタクルを求めるのは当たり前なことだし,ロナウジーニョに以前のプレーを求めるのも普通なことだ.
しかし彼を正当に評価しないのは大きな間違いであり,放出するのであれば,ぜひとも我がインテルにほしいところだ.
これについてはモラッティ会長がいらないと言っているらしいが….
私としては今のバルサが機能しないのはライカールトによるところが大きいと思う.
実際にライカールトは監督として,戦術家として疑問符がつくだろう.
今のバルサだって助監督だったテン・カーテが作り上げたチームだし,その彼がチーム去ったとたんにタイトルが取れなくなったのだから明らかだ.
個人的な意見で反感を持つ人もいるだろうが,こういう考えをもつ人もいるということをわかってほしい.